Burp Suite Professionalと連携するようAndroid端末を設定する

root化したAndroid端末を使用して、Webアプリケーションやモバイルアプリのテストができます。そのためには、次のことを行う必要があります:

Android 7(Nougat)以降、システムレベルでCA証明書をインストールするには、root化した端末を使用する必要があります。Android端末をroot化すると、通常は保証が効かなくなり、文鎮化する恐れもあります。そのリスクを理解した上で、進めてください。

Android端末やAndroidエミュレータにはさまざまな種類があるため、このプロセスのすべてのステップについて具体的な手順は示せません。しかし、いくつかの外部サイトへのリンクを載せておきますので、設定を完了させる助けになるかもしれません。

ステップ1: Burp Proxyリスナーを設定する

Burp Suite ProfessionalのProxy設定を行うには:

  1. Burp Suite Professionalを開き、Proxy > オプションに移動します。
  2. Proxyリスナーで、追加をクリックします。
  3. バインドタブで、バインドするポート8082 (あるいは使用していない他のポート)を設定します。
  4. すべてのインタフェースを選択し、OKをクリックします。

    Proxyリスナーの追加 - Android
  5. プロンプトが表示されたら、はいをクリックします。

ステップ2: プロキシを使用するよう端末を設定する

プロキシ設定を行う前に、Android端末がWi-Fiネットワークから切断されていることを確認してください:

  1. Android端末の設定 > ネットワークとインターネットに移動します。
  2. インターネットを選択し、Wi-Fiネットワーク名を長押しします。
  3. 変更を選択します。
  4. 詳細オプションメニューで、プロキシ > 手動を選択します。
  5. プロキシのホスト名に、Burp Suite Professionalが動作しているコンピュータのIPを設定します。
  6. プロキシポートに、Burp Proxyリスナーに設定したポート番号(この例では8082)を設定します。
  7. 保存をタッチします。

ステップ3: Android端末にCA証明書をインストールする

HTTPSで通信するには、Android端末にBurp Suite ProfessionalのCA証明書をインストールする必要があります。このステップは複雑で、端末やAndroidのバージョンによって異なります。

また、バージョン99以上のChromeブラウザからHTTPSトラフィックをプロキシするためには、さらに設定を変更する必要があります。

これらの手順の詳細は、次の外部リンクを参照してください。これらのページの内容について、私たちは責任を負いかねますのでご了承ください。

ステップ4: 設定をテストする

設定をテストするには:

  1. Burp Suite Professionalを開きます。
  2. Proxy > インターセプトに移動し、インターセプト無効をクリックしてインターセプトを有効にします。
  3. Android端末のブラウザを開き、HTTPSのWebページにアクセスします。

セキュリティ警告が表示されずにページが読み込まれるはずです。Burp Suite Professional内に、対応するリクエストが表示されるはずです。

一部のAndroidエミュレータでは、エミュレートされた端末のネイティブなネットワーク/Wi-Fi設定ではなく、エミュレータの設定メニューからプロキシ情報を追加する必要があります。